おとなの怪談


おとなの怪談


 久し振りに、ソープに入った。「千姫」というコをチョイスして、待っていると・・・・・。うぉうっ、写真よりずっとイイ女じゃん!! ていうか、もしかして、女子高生のバイト? 人形のような端整な顔つき、体つき。だが、周囲の空間に放射される若々しい活力は、隠しようがない。真っ白な肌に、黒い髪。薄紅色の襦袢越しに見える胸とヒップは、ボリュームがありながら、引き締まっている。そして、黒目がちの瞳が、笑っている。俺を誘っているのか、それとも、バカにしているのか。・・・・・それを、これから確かめるのだ。


 「セクスキューズ・ミー」。そう言って、彼女の肩に手を伸ばそうとした。・・・・・動かない? 手だけでなく、体全体が、動かない。俺はただ、彼女の瞳を見つめている。彼女の瞳に、全精力を吸われてしまったのか。彼女は彼女で、動かない。ただ俺を見つめているだけで、何もしようとしない。まさか、この女・・・・・。


 せん姫?