週刊誌不況というが


読売ウイークリーも休刊。このまま紙のメディアはなくなっていくのだろうか。


 そう単純にはいかないだろう。それならなぜ、プリンターなどというものがあるのか。液晶画面で見るだけでは満足できない。情報を紙の形にして、文字通り「直接触れたい」という強烈な欲求が、人間にはあるのではないか。


 「紙に書かれたものを読む」ということが行われなくなったら、「紙に書く」という行為もなくなってしまうだろう。学校の机は情報端末になっていて、試験もタッチパネル式で行われる。制限時間が過ぎた瞬間に採点が実行され、ただちに結果が通知される。そんな世界が、果たして来るだろうか。