DVD

時計じかけのオレンジ」を、セブン&ワイで購入。

 
 いつでも買えるだろうと高をくくっていて、ある日ネットを見てみたら、売り切れになっていた。それからは、思い出すたびに再発されていないかチェック。12月8日に期間限定の1500円で発売されたのをゲット。

 
 何度観ても、いい。暴力シーンがキューブリック監督の手にかかると、1枚の名画のようになってしまう。また、主人公がベートーベンの第九を聴いたり聖書を読んだりしながら耽る幻想シーンがすばらしい。現実のシーンとひっくり返して、こっちをメインにして欲しかった、と思えるほど。


 ウォルター・カルロスの音楽も忘れてはならない。格調高いクラシックの旋律を奏でる、チープなシンセサイザーの音色。聖と俗、善と悪の混交は、この映画の本質でもある。


 あともうひとつ、サム・ペキンパー監督の「戦争のはらわた」が再発されるのを、待っているのにゃ。