おとなの昔話2


おとなの昔話2 「 新美ニャン吉童話集より 」
 

 むかーしむかし、あるところに、一匹の赤鬼がいました。彼は、近所に住む人間たちと仲よくしたいと思っていましたが、人間の方が彼をこわがって避けるのでした。


 思い悩んだ赤鬼は、友だちの青鬼のところに相談しに行きました。すると青鬼は、こんな提案をしました。「それじゃあ、こうしよう。俺が人間たちのところに行ってひと暴れする。そこへ君が駆けつけて俺を追い払えば、君はたちまちヒーローさ」。


 そして、そのとおりになりました。喜んだ赤鬼は、2、3日してから青鬼のところにお礼を言いに行きましたが、青鬼の部屋はがらんとしていてだれもいません。ただ1枚のメモだけが残っていました。


 「突然で悪いんだけど、実家を継ぐことになったので、故郷に帰ります。どうしても言い出せなくて。あと、俺、来年結婚するんだ。だから、今までためたDVDを全部押し入れの中に置いていくね。自由に使っていいよ」。


 さっそく赤鬼は押入れを開けてみましたが、出るわ出るわ。女子○生、陵○、緊○、盗○、痴○、触○アニメ・・・・・・等々、ありとあらゆるジャンルのモノが網羅されているではありませんか! 驚いたことに、その中には桃太郎映像の作品も何本か混ざっていました。 


 赤鬼は、夢中でDVDのパッケージをひとつひとつチェックしましたが、だんだんたまらなくなってきました。そしてとうとう、金棒、いいえ、それよりもはるかに巨大な肉○をあらわにして、ゴッシゴッシと盛大におっぱじめたのでした。 


 ・・・・・・「ヌいた赤鬼」。