けさの

読売新聞に、日本人の国家意識に関するアンケートの結果が載っていた。


 中にはおかしな設問も。「他国から侵略されたらあなたはどうするか」という問いに対する答えの選択肢として、「武器を取って戦う」というのがあったが、この場合の「武器」って、いったい何なんだろう?


 日本人ほど武器から疎外されている国民も珍しい。もともと銃の所持は厳しく規制されてきたが、この間の長崎の散弾銃乱射事件で、世論も銃の所持に対して厳しい視線を向けるようになった。こんな状況で国民が持つ武器とは何か?まさか、包丁で他国の軍隊と戦わせる気なのか?


 「武器を取って戦う」と答えた人も16パーセントほどいたが、これは、「武器を取って戦いたいが、武器がないので実際は何もしない」、という意味に解釈した方がいいのではないだろうか。現状では。