昨日の

続き。


 日本の女子バレーは今回のワールドカップ北京五輪の出場権を獲得できなかったわけだが、一番ホッとしているのは日本のテレビ局ではないか。日本は来年5月の最終予選にまわるわけだが、すでに日本開催が決まっている。どうしてこうも国際大会の日本開催が多いのか。それは、日本のテレビ局が世界一高い放映権料を国際バレーボール連盟に払ってくれるからだ、としか考えられないが、もしも日本の女子チームがワールドカップで出場権を獲っていたら、当然最終予選には不参加ということになってしまう。それでは高い放映権料を払っていながら、ゴールデンタイムでの最終予選の放送は不可能になってしまう。


 TBSかフジテレビかわからないが、最終予選を放送する局にとっては、今回のワールドカップ7位という成績は、ありがたいことなのだ。もしかしたら、こうした放映権料がらみの構造が、日本の女子バレーがもう一皮剥けるのを妨げているのかもしれない。