「大山倍達正伝」

murasaki052006-08-16

を読む。小島一志、塚本佳子共著。新潮社。


 この本によれば、大山倍達寺山修司に似ている。著書の中で自分の過去を作り変えてしまったこと。戦後すぐの対立する朝鮮人グループとの抗争において、思想や信念のためではなく、ただ「自分の快楽」のために空手の技を使ったこと。世界を目指したこと。それに、早稲田大学を2年で去ったことまで。


 「力なき正義は無能なり、正義なき力は暴力なり」の原典が、パスカルの「パンセ」だったとは。「ザ・プロレス365」以来の、インパクトのある本にゃ。