あけおめこ とよろ


 法王の突然の死を受けて、世界各地から枢機卿たちがバチカンに集まってきた。次の法王を決める、コンクラーベの始まりである。


 議論は紛糾した。このAIの時代における宗教とは? 神の栄光は、どんな形で顕れるのか? それは、AIに真似のできない分野において、ではないのか? 神の栄光を体現する法王とは? それにふさわしい人物とは?


 ある結論に達して、男たちはみな着物の裾をまくり上げ、テーブルの上におのおのの逸物を曝した。


 ・・・キョコンクラーベ


 これがワシの、初夢だっぴゅ。