「 江戸しぐさ 」


 実在したかどうか怪しい 「 江戸しぐさ 」 を道徳の教科書に載せるのは、是か非か。


 だが、道徳というのはそもそも意図的に作られた 「 理論 」 であり、「 実際の人間生活と一致しない 」 という意味では一種の 「 欺瞞 」 である。そのような道徳と 「 江戸しぐさ 」 は、極めて親和性が高い。教材にふさわしい。


 文科省の人は、こう言いたかったのだろう。