国家的なアンダースピーチ


 児童ポルノ禁止法改定案が、問題になっている。それにはマンガ・アニメの調査・研究も規定されている、という。


 このような、セックスに関する事柄をただ規制するだけのように見える国家の姿勢は、問題だ。現代の若者の中の、かなりの割合の人たちが、セックスに対して嫌悪感を抱いているという。性表現の規制は、このような傾向に拍車をかける結果になりはしないか。それはさらなる少子化、国力の減退を招くだろう。歴史問題などより、セックス問題の方がはるかに重要だ。


 思えば、戦後日本の経済成長は、セックスから始まった。戦争を生き延びた男女が、空襲の焼け跡で、人目もはばからずヤリまくった。その結果誕生したのが、男・・・、いや、団塊の世代だ。彼らが高度成長の担い手となったのだ。戦没者ではなく、この時のセックスこそが、現在の日本の繁栄の礎になったのだ。第二の天地創造、と呼んでもいいだろう。


 性表現を規制するだけではだめだ。では、どんなセックスならいいのか。それを国民に対して発信する必要がある。単なる知識ではなく、自身の豊富な経験に基づいた 「 セックス言語 」 の持ち主。そんな人物が、マンガ・アニメの調査・研究の責任者になるべきだ。それは・・・・・・。


 野田聖子さん以外に、考えられないのではないか。