東京都の


青少年育成条例が話題になっている。マンガやアニメの「非実在青少年」を規制の対象にするという。ワシは、全面的に反対する。


 10代の青少年には性的な魅力がすでに備わっている、という現実から出発すべきだ。彼らを性犯罪から守るには、「身代わり」が必要だ。すなわち、「ヌきキャバ」ならぬ「ヌきキャラ」。現実の青少年よりもずっと魅力的で、見たらヌかずにはいられない。年がら年中マンガやアニメでヌきっぱなしで、現実の青少年に手を出すヒマなどないし、興味もない。


 そんな「ヌきキャラ」は治安維持に絶大な効果があるから、むしろ都が積極的に制作・販売を支援すべきだ。都の広報に都知事の、いかにも文豪らしい推薦文が載る。「ワシも若い頃は『太陽の季節』なんていう本を書いたもんだが、このアニメはもう、ヌけてヌけて。この年になって太陽が黄色く見えるようになるとはなあ。ワッハッハ」。


 エロマンガ・アニメに注目が集まっている今こそが、社会的に認知されるチャンスではないだろうか。