プロレス団体の


 新日本、全日本、ノアが、プロレスラー・ライセンス制度を導入するという。


 ノアの三沢光晴選手の死亡事故を受けてのものだが、有名無実、と言うほかない。仮に1年前にこの制度が導入されていたとして、三沢氏の事故は防げただろうか。「社長、今のあなたの体調を考えると、これ以上試合に出場することは認められません。もし強行出場するなら、あなたのライセンスを剥奪します」。こう言える人物がまわりにいない限り、三沢氏はプロレスを続けたことだろう。


 団体の長がリング上で死んだという事実は、あまりにも重い。